【12月31日 CGTN Japanese】オープンしてから95年になる上海の老舗映画館「大光明映画館」が飲食業に進出します。最上階のテラスは、世界初の映画をテーマにした没入型のレストラン「夜半」になるということです。営業開始後は、映画に出演しているような雰囲気の中で食事をしたり、食事をしながら「映画を撮る」ことができたりして、来年3月か4月に営業を開始する予定です。

 大光明映画館は上海のエンターテインメントのランドマークの一つで、今でも90年前の建築スタイルを維持しています。

 レストランでは、体験を中心とした「映画グルメ旅行」と、インタラクティブを中心とした「映画撮影の旅」の二つのテーマを打ち出し、観客の異なるニーズに応えます。

「映画グルメ旅行」には簡単なストーリーがあり、飛行機は上海を離陸し、複数の国内外の都市を経て、さらには宇宙に行って、最終的に上海に戻るというコースです。旅の途中で、映画のストーリーに合わせて料理が一品一品運ばれ、その発想や料理を運ぶシーンなどが、映画の要素に溶け込んでいきます。

 インタラクティブを好む観客は「映画撮影の旅」を選ぶことができ、コスプレやインタラクティブゲームを通じて、食べながら「映画撮影」をすることができます。映画ができあがると、壁面には映画のエンディングの字幕のように、すべての担当スタッフの名前が表示されます。食事が終わった後、最優秀脚本家、最優秀カットなどが選出され、相応のトロフィーが授与されるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News