ドーピング違反のエキルに10年資格停止処分 男子マラソン
発信地:ナイロビ/ケニア
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【10月17日 AFP】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は16日、男子マラソンのタイタス・エキル(Titus Ekiru、ケニア)に対し、ドーピング違反と調査妨害により10年の資格停止処分を科したと発表した。
31歳のエキルは、優勝した2021年5月のミラノ・マラソン(Milano Marathon)と同年11月のアブダビ・マラソン(Abu Dhabi Marathon)での検査で、禁止薬物の陽性反応が出たという。AIUは資格停止に加えて、ミラノ・マラソン以降の成績抹消と賞金の剥奪も発表している。
ミラノ・マラソンでは世界歴代6位となる2時間2分57秒を記録していたが、その栄誉も剥奪される。資格停止が解除されるのは2032年6月となっている。
ケニア陸上界ではドーピング違反が急増しており、過去5年間で主に長距離選手ら70人が資格停止処分を受けている。(c)AFP