中国の女子大生 彼氏に63ページのPPTで「浮気」を訴えられる プライバシー侵害の疑い
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【10月14日 CGTN Japanese】最近、中国西北部の陝西省(Shaanxi)にある西安外国語大学のある女子学生が彼氏から63ページのPPTファイルで浮気を訴えられ、SNSで話題になっています。PPTファイルでは、女子大生の名前が明かされているだけでなく、彼女の学生証や彼女と「浮気相手」のツーショット、彼女と「浮気相手」のネット上での会話のスクリーンショットもさらされています。多くの法律専門家は、このように他人のプライバシーを暴露する訴えは法律に違反する疑いがあると注意しています。
PPTファイルを作った男性は上海のある会計事務所に勤めていると自称し、訴えられた女子大生は西安外国語大学の4年生です。2人は2022年末から付き合い始めましたが、男性は「この1年間、彼女は元カレの2人と『浮気をしていた』。彼女の『浮気』が自分の感情をひどく傷つけている」と主張しています。
中国の法律「民法典」では夫婦間では互いに忠誠を尽くす義務(これは感情的、性的独占を含む)を定めていますが、カップル間には法定の忠誠を尽くす義務はありません。そのため、結婚証明書を受け取った夫婦であれば、片方が浮気をした場合、明確に法律の規定に違反していますが、カップルの間には法律上は忠誠を尽くす義務は求められておらず、忠誠を尽くさなかった場合の懲罰については言うまでもありません。恋愛や感情は、民法が規定する「民事法律行為」の範疇に属さず、民法の「信義則」原則の制約も受けません。
とはいえ、公衆の社会的行為を規範化するものとしては法律のほか、公序良俗、道徳的評価などを含む慣習法があります。恋愛関係を確認したカップルに対して、慣習法では同様の忠誠心を求めています。いずれか一方に裏切り行為があれば、道徳的批判を受け、贈られた礼金などを返さなければなりません。裏切られた側には、事実を開示し、裏切った側を道徳的に懲らしめる権利があります。このような道徳批判は、従来は一般的に知人やコミュニティー、集落、職場など比較的狭い範囲内に限られていましたが、現在ではソーシャルメディアの発達により、このような事件はネットで急速に広がる可能性があります。批判された人は一般的に、狭い範囲内で信用や名誉を失うだけでなく、ネット上で「社会的な死」を遂げる可能性が高いと指摘されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News