米ハーバード大 「成績インフレ」問題で新評価システム導入へ
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【5月21日 AFP】米ハーバード大学は20日、教授が学部生に与えることのできる最高評価の数を制限すると発表した。これは、米国の高等教育で広く問題となっている「成績インフレ」に対応するための措置だ。
成績インフレとは、大半の学生が当然のように「A」評価を取得することにより、優れた成績に与えられる高評価が、雇用主や大学院の採用担当者へのアピールとして機能しなくなる問題だ。
発表された新しい評価システムは次のように機能する。特定のコースで教師が学生に与えられるA評価は全体の20%までに限定され、その他に最大4個のAを追加で付与できる。「A-」以下の評価に制限はない。
教員の投票で決まった新システムの導入は、2027年秋の学年度から施行される予定だ。
2024~25学年度には成績の約3分の2がAだったとされるが、新システムではその比率は2010年と同等の3分の1になるとハーバード・ガゼット学生新聞は伝えている。
教員側は「これは何よりも学生にとって重要だ。ハーバードのA評価は、学生が成し遂げたことについて、雇用主や大学院にも何か実質的なことを伝えるだろう」と、新たな評価システムを歓迎している。
しかし、学生らはこのアイデアを好ましく思っておらず、2月に行われた世論調査では85%が新システムに反対していると学生新聞は報じた。
プリンストン大学やコーネル大学など、他の米トップ大学も過去に成績インフレに取り組んだことがあるが、それぞれ反対に直面して改革を断念している。(c)AFP