【9月15日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)のプールDで、17日に日本と対戦するイングランドのCTBエリオット・デイリー(Elliot Daly)は、不発が続いているチームの攻撃について、間もなくトライでの得点も期待できると自信を示している。

 10日に行われた大会初戦でイングランドは27-10でアルゼンチンを下したが、得点はいずれもSOジョージ・フォード(George Ford)のドロップゴール(DG)とペナルティーゴール(PG)によるもので、チームはその前の直近5試合でもわずか5トライに終わっていた。

 ロス・プーマス(Los Pumas、アルゼンチン代表の愛称)戦では1本もトライにつながらなかったとはいえ、デイリーはチームが多くのチャンスをつくり出せたことに勇気づけられたといい、「チャンスをつかみ続けていけば、必ずトライで得点できるはずだ」と、英BBCラジオ5ライブ(BBC Radio Five Live)で放送されたラグビーユニオンデイリー(Rugby Union Daily)のポッドキャストで語った。

 さらに「実際に自分たちは多くのチャンスをつくり出せている。特にあの試合の前半はいくつか決めきれなかったプレーもあったが、今は全員が全体像を見える状況になっている」とコメント。また、アルゼンチン戦の開始わずか3分でFLトム・カリー(Tom Curry)がレッドカードで退場となったことも、ノートライに終わった要因になったと述べた。

 またデイリーは、ブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)について、開催国としてベスト8入りを果たすなど大躍進を遂げた2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のときと比べて戦力的には劣っているように見えるとはいえ、イングランド側は「素晴らしいチーム」だと評価していると述べた。

 日本は開幕戦で大会初出場のチリに42-12で大勝しており、デイリーは「彼らは本当に手ごわい相手だから、自分たちはパフォーマンスと結果を出すために、今週末には再び上を目指していく必要があることは分かっている」と語った。(c)AFP