【8月30日 AFP】中国を訪問した米国のジーナ・レモンド(Gina Raimondo)商務長官は30日、米企業にとって中国でのビジネスは、規制環境が変化しない限り「リスクが大き過ぎる」ものになりかねないと警告した。

 レモンド氏は訪中4日目で最終日となった同日、上海近郊で会見。滞在中、李強(Li Qiang)首相ら中国政府高官や米企業関係者と相次いで会談し、中国側に「厳しい問題」を提起したと述べた。

 同氏は中国のビジネス環境に求めるものとして予測可能性や公平な競争条件、適正な手続き、透明性などを挙げ、「これらの問題に対処する行動が取られなければ、米企業はリスクが大き過ぎると見なすだろう」との認識を示した。

 また、中国側に対応を求めた「厳しい問題」の例として、「補助金や中国の非市場的慣行、米企業に対する攻撃、知的財産窃盗」に言及した。(c)AFP/Peter CATTERALL