動画:パンダのリーリー18歳、東京で誕生日イベント
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【8月21日 Xinhua News】東京の中国文化センターで16日、上野動物園で暮らす雄のジャイアントパンダ「力力(リーリー)」の18歳の誕生日を祝うイベントが開かれ、日本全国から約200人のパンダファンが集まった。
「力力」は2005年8月16日、四川省(Sichuan)臥竜(Wolong)の中国ジャイアントパンダ保護研究センターで誕生し、11年2月21日、雌のジャイアントパンダ「真真(シンシン)」と共に上野動物園にやって来た。17年に2頭の間で自然繁殖により雌の「シャンシャン(香香)」が誕生し、21年6月には雌雄の双子「シャオシャオ(暁暁)」と「レイレイ(蕾蕾)」も生まれた。
イベントに参加したパンダファンの内藤さんは「力力」の誕生日を祝い自作したという折り紙を見せてくれた。大好きな「力力」一家を折った作品で、頭がやや尖がっているのが「力力」だと紹介した。
参加者らはイベントで、映像資料を見ながらジャイアントパンダの研究・保護における中日協力の歴史を振り返った。
中国駐東京観光代表処の欧陽安(Ouyang An)首席代表はあいさつし、より多くの日本人にジャイアントパンダの保護と研究における中日協力の長い歴史と成果を理解してもらいたいと述べた。また、日本の人々と手を携えて中日友好交流を推進することで、ジャイアントパンダの保護だけでなく、人々の心の通い合いの促進においても努力したいと話した。
イベントでは抽選会も行われ、四川省文化・観光庁から提供されたパンダの記念品や販促品が好評を博した。最後には、子ども向けにパンダの人形の色付け体験が用意され、抽選で選ばれた日本の家族連れ約40組が参加した。
会場の一角にはパンダ写真家の高氏貴博さんが撮影した「力力」と「真真」の写真も飾られた。高氏さんは近々、「シャンシャン」に会いに四川省を訪れる準備を進めているという。(c)Xinhua News/AFPBB News