【8月19日 AFP】サッカー元イングランド代表のセオ・ウォルコット(Theo Walcott、34)が18日、現役引退を表明した。

 国内の同世代選手の中で傑出した若き才能を持っていたウォルコットはキャリアをサウサンプトン(Southampton FC)でスタートさせると、その後アーセナル(Arsenal)やエバートン(Everton)でプレー。そして、復帰したサウサンプトンで現役生活に幕を下ろした。クラブレベルでの出場試合数は560試合を超え、通算129ゴールを記録した。

 2006年には代表経験がないにもかかわらず、W杯ドイツ大会(2006 World Cup)に向けて当時のイングランド代表を率いていたスベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)監督に招集された。同国の最年少出場選手となったウォルコットは、19歳の時には代表戦でハットトリックも達成したが、けがに悩まされることも多かった。

 ウォルコットはインスタグラム(Instagram)で「10歳で初めてサッカースパイクを履いた瞬間が、特別な旅の始まりだった」とし、「現役生活の間に受けたサポートは想像できるすべての面で信じられないほど素晴らしいもので、本当に感謝している。非常に素晴らしい選手たちとピッチを共にし、忘れることのできない多くの思い出をつくった」とつづった。(c)AFP