【8月18日 CGTN Japanese】中国青年報社社会調査センターがこのほど問巻網(wenjuan.com)と共同で、独身の若者2004人を対象に実施した調査では、若者の恋愛関係成立を妨げる三大原因が「社交圏が固定」(50.7%)、「外出や人付き合いが嫌い」(47.5%)、「表現が苦手」(46.0%)と分かったとのことです。その他には「余暇時間はネットに使う」(44.7%)、「交友のパイプが限られている」(43.4%)、「異性との付き合い方がわからない」(41.7%)、「仕事が忙しくて時間がない」(29.3%)などの原因が挙げられました。調査対象のうち、2000年代生まれは31.6%、1995~1999年生まれは26.6%、1990~1994年生まれは28.7%、1985~1989年生まれは13.1%でした。性別では男性が45.9%、女性は54.1%でした。

 ある外資系貿易会社で働く1990~1994年生まれの世代に属する熊遠さんは、何人かの女性と交際したことがありますが、様々な理由で別れました。熊さんは、周囲の一部の若者は恋愛をしたくても時間ないと感じているようだとの見方を示しました。また熊さんによれば、多くの若者は生活上の強いストレスにより、時間があっても他のことを考える気力や意欲がなくなり、1人でリラックスすることだけを望んでいるといいます。熊さんはさらに、学歴の普遍的な向上も若者の結婚年齢を遅らせる原因だと分析して、「以前ならば若者は通常20代で社会に出ていたが、今は修士や博士課程を修了し、ほぼ30歳前後になってから人生設計という重要なことに取り組むので、(恋愛が)先延ばしになりがちだ。また、自分のキャリアアップを第一に考えることも、結婚や恋愛に影響を与えることになる」と述べました。

 また回答者の48.2%が、大学が恋愛の授業をしっかり行って、若者が正しい恋愛観を構築することを支援することを提案しました。このほか、回答者の26.6%は結婚仲介機関や出会い系サイトに対する規範と監督管理を強化することを提案しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News