【8月8日 AFP】映画『エクソシスト(The Exorcist)』や『フレンチ・コネクション(The French Connection)』の監督で知られる米国のウィリアム・フリードキン(William Friedkin)氏が7日、ロサンゼルスで死去した。87歳。家族と親しい関係者がAFPに明らかにした。

 芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)の元主幹、スティーブン・ギャロウェイ(Stephen Galloway)氏は、フリードキン氏の妻と話し、「今朝(7日)亡くなった」ことを確認。フリードキン氏はこの数年、健康を害しており、「数週間前まで仕事をしていた」が「健康状態が悪化していた」と述べた。

 フリードキン氏は、1970年代に米国の映画界を刷新し、映画会社の大物プロデューサーが君臨していた長年の体制を覆した「アメリカン・ニューシネマ(ニュー・ハリウッド、New Hollywood)」と呼ばれる作品群の監督の一人として台頭。フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)監督やマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督らと並び立った。

 1971年にリアルな刑事ドラマ『フレンチ・コネクション』でハリウッドシーンに登場。同作では、米アカデミー賞(Academy Awards)の監督賞や作品賞など5部門を受賞した。

 1973年に公開した『エクソシスト』は悪魔に取りつかれた12歳の少女を描いた衝撃的な作品。大きな論争を呼びながらアカデミー賞10部門にノミネートされ、2部門を受賞。商業的にも大ヒットを記録し、最終的な興行収入は4億4000万ドル(約630億円)に上った。(c)AFP