【7月21日 CGTN Japanese】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)登山協会は18日、北京チームの一員で15歳の厲夏さんが16日朝に新疆のムスタグアタ山の主峰の登頂に成功し、北京チームによるアマチュア登山者の登頂最年少記録を更新したことを明らかにしました。

 同チームのリーダーによると、女子高校生の厲夏さんを含む19人の登山愛好家全員が最終的に8時間近くをかけて16日午前、標高7546メートルのムスタグアタ山主峰の山頂に到達しました。厲さんは幼い頃からアウトドアが大好きで、5歳の時から毎年、夏休みと冬休みには家族に付き添われて登山や岩登り、スキーなどのアウトドアスポーツを楽しんでいるとのことです。

 ムスタグアタ山は新疆タリム盆地西部にあり、昆倫山脈に属します。標高は高いのですが登山の難易度は比較的低く、登山愛好家が7000メートル以上に挑戦する場合には最適な選択であり、チョモランマ登頂に向けた訓練場の一つでもあると広く認識されています。登山に最適な時期は6月中旬から8月上旬までです。

 今回、登頂に成功したチームの19人は7月3日に新疆ウイグル自治区のカシュガルに集合し、翌日から高所順応や高山病予防などの訓練を行いました。12日には標高4400メートルのベースキャンプに到着して休息し、13日に本格的な登山を開始しました。毎日午前2時ごろに出発して6~8時間をかけて前進しました。ベースキャンプから標高5500メートルのC1キャンプに、さらに6300メートルのC2キャンプ、6900メートルのC3キャンプに到達し、最終的に16日に標高7546メートルの主峰の登頂に成功しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News