容量世界一の16メガワット洋上発電ユニット 発電と送電を開始
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【7月20日 CGTN Japanese】世界初の16メガワット超大容量洋上風力発電ユニットが19日、中国東南部福建省(Fujian)の洋上風力発電所で電力網への接続と発電に成功しました。
同発電ユニットの風車の高さは、「長征5号」ロケット3基分の152メートルです。ファンブレードの受風面積はサッカー場7面分に相当する約5万平方メートルで、現在の主力である8メガワット洋上風力発電ユニットに比べて、海面使用面積を35%余り節約できます。定格作動条件の場合、ファンブレード1回転につき約34.2キロワット時を発電でき、年平均6600万キロワット時の電力を提供することで、3人家族3万6000世帯が1年間で使う電力量を賄うことができます。
現在、世界市場における風力発電設備の6割近くは中国製です。世界の洋上風力発電の累計設備容量は2022年末時点で57.6ギガワットに達しました。うち、中国製の設備による容量は30.51ギガワットで、世界シェアの53%を占めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News