【7月19日 CGTN Japanese】中国の李尚福(Li Shangfu)国務委員兼国防部長は18日、中国を訪問中のキッシンジャー元米国務長官と北京市内で会談しました。

 李部長は「世界は今、変化と混乱が入りまじり、100年に一度の大変革がスピードアップし、人類社会はこれまでになかった試練にさらされている。各国の人々は中米両国が大国の責任をしっかりと担い、リーダーシップを発揮し、共同で世界の繁栄と安定を維持することを望んでいる」と述べた上で、「中国が平和発展の道を歩むことは世界にとって禍ではなく、福祉である。米国は正しい戦略的判断を持つべきだ。新興国と先進国が平和的に共存し、融合的に発展して初めて、世界はより美しい未来を迎えることができるだろう」と述べました。

 李部長はまた、「米国の一部の人間が中国と同じ方向に進んでいないため、中米関係は国交樹立以来の谷底に陥っている。両国が相互依存しているという現実が無視され、協力・ウィンウィンの歴史が歪曲(わいきょく)され、友好交流の雰囲気も破壊されている。習近平主席は相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの三原則を提唱し、新時代における中米両国の正しい付き合い方を明示した。われわれは終始、安定的で予測可能かつ建設的な中米関係の構築に尽力している。米国も中国と共に両国首脳の共通認識を着実に実行し、両国・両軍関係の健全で安定的な発展を共同で推進すべきだ」と述べました。

 キッシンジャー氏は「私は今回、友人として中国を訪問している。世界は今、チャレンジとチャンスが共存している。米中双方は誤解を取り除き、平和的に共存し、対抗を避けるべきだ」と述べた上で、「歴史と実践が絶えず証明しているように、米中どちらも相手をライバル視することによる代償を払えない。両国間で戦争が起きれば、両国民に意味のある結果も何ももたらさない。米中関係を正しく認識した上で適切にそれに対処し、とりわけ現下の難局から抜け出すには、視野の広い思考と歴史・哲学にもとづいた発想が必要だ。双方は知恵を絞って力を合わせ、共同発展を図っていくべきだ。また、両国の軍隊は意思疎通を強め、両国関係の発展のためにより積極的な成果をつくり出し、世界の平和と安定維持のために最善を尽くすべきだ」との認識を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News