【7月16日 CGTN Japanese】中国のSNS上でこのほど、71歳の女性が四川省成都市とチベット自治区ラサ市を結ぶ「川蔵道路」を運転する動画が話題となり、「#71歳のおばあさんが川蔵道路を運転#」というハッシュタグがトレンド入りしました。

 SNS利用者からは「標高4580メートルもの峠を運転するなんて、若者にもそんな勇気はない」「おばあちゃん、すごい!」「粋な生き方だ」などと、その勇気に驚く声や、山道の揺れに体が耐えられるのかと心配する声が上がりました。

 徐さんの娘によりますと、徐さんは以前、農業をしていて、県の中心部への買い物に便利なためワゴン車を運転していましたが、高齢になったことから、安全に旅行ができるようにと、子どもたちがスポーツ用多目的車(SUV)をプレゼントしたということです。

 徐さんの孫が夏休みに入ったことから、今月3日に3世代でチベット旅行に出発しました。徐さんの娘によりますと、道中は順調で、山東省から河南省、湖北省を経て四川省のカンゼ地区に到着し、チベットに近づいています。ドライブ旅行の動画は再生回数が伸び、十数万もの「いいね」を獲得しました。

 徐さんの娘によりますと、徐さんは、生計のために、トラクター、三輪車、オートバイ、軽トラック、小型トラックなどを運転してきました。経験豊富な「ベテラン運転手」です。50代で普通自動車の運転免許を取得し、運転歴は20年を超えています。9日に標高4580メートルの峠を通った際、娘と孫は高山病になりましたが、徐さんは何の問題もなく自信満々にハンドルを握っていたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News