【7月6日 AFP】5日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)で、環境活動家が紙吹雪やジグソーパズルをコートにまき散らして試合を妨害した。

 環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」の名前が入ったTシャツを着た男2人と女1人が、加重侵入と器物損壊の容疑で逮捕されている。

 事件は、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)の18番コートで、2時間の間に2度発生した。

 1度目は男子シングルスのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と島袋将(Sho Shimabukuro)の試合で、活動家2人がコートに入った。観客からはブーイングややじが飛び、「出ていけ」と叫ぶファンもいた。

 同団体は最初の抗議活動の後、「支援者は環境に配慮したオレンジ色の紙吹雪とジグソーパズルをコートに投げつけた」と述べている。

 3人目の活動家は、ケイティ・ボールター(Katie Boulter、英国)対ダリア・サビル(Daria Saville、オーストラリア)の女子シングルスの一戦を妨害。両選手はコートにまかれたものを拾い集めるのを手伝った。

 大会主催者は他の競技で環境団体による妨害行為が続いていることを受け、大会の警備を強化していた。(c)AFP