【6月29日 AFP】28日に英ロンドンで行われたクリケットのイングランド対オーストラリア戦で、環境団体「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」の活動家2人がピッチに侵入し、試合が一時中断した。うち1人はイングランドのジョニー・ベアストウ(Jonny Bairstow)に捕まり、フィールドの外に運び出された。

 客席から侵入した2人は、団体のトレードマークであるオレンジ色の粉をフィールドにまき散らした。もう一人はセキュリティースタッフに取り押さえられた。

 ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)はその後、フィールドに侵入する前に阻止された1人を含む3人を逮捕したと発表した。

 ジャスト・ストップ・オイルは、新規の化石燃料事業の停止を求める団体で、過去にもフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の英国GP(British Grand Prix)やサッカーのイングランド・プレミアリーグ、ラグビーのイングランド・プレミアシップ・プレーオフ決勝などのスポーツイベントで妨害行為を行った。(c)AFP