【6月30日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)は29日、同国サッカー界を揺るがす八百長疑惑に関与したDFエドゥアルド・バウエルマン(Eduardo Bauermann)との契約解除を発表した。

 サントスによると、27歳の同選手が2024年まで残っていた契約の終了に合意したという。

 昨年11月に1部リーグと2部リーグの試合で八百長を行っていた犯罪組織が摘発され、バウエルマンはゴイアス(Goias)州検察庁から捜査対象となっていた。5月にクラブから活動禁止処分を受けると、6月にはリーグ側から12試合の出場停止処分を科されていた。

 当局によると、昨年は1部リーグの8試合を含む、少なくとも15試合で八百長が行われた。選手はイエローカードやレッドカードを受けるなど、特定の行為に対して報酬を得ていた。

 バウエルマンは昨年11月の試合でレッドカードを誘発する行為を拒否して犯罪組織に報酬を返還し、これによって永久追放処分を免れていた。国内メディアは、バウエルマンが今後トルコリーグでキャリアを続ける可能性があると報じている。

 今回の八百長スキャンダルでは、選手15人を含む25人が起訴されている。(c)AFP