【6月29日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は28日、チェルシー(Chelsea)からドイツ代表のカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)を獲得し、「長期契約」を結んだと発表した。

 両クラブはともに移籍金について明らかにしていないが、英国メディアはアーセナルがチェルシーに6500万ポンド(約118億円)を支払うと報じている。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)から2020年にチェルシーへ加入したハヴァーツは、3シーズンで公式戦139試合に出場し、32得点を記録。20‐21シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝では、この試合唯一の得点を決めた。

 ハヴァーツはアーセナルの公式サイトで「チーム内のメンタリティーが非常に高く、それを感じることができる。最近アーセナルとの対戦が難しいのもそれが理由の一つだ」とし、「目標はトロフィーを獲得することで、そのために全力を尽くしていく」と述べた。

 アーセナルが22‐23シーズンを2位で終えた一方、チームを再構築しているチェルシーは12位に終わった。

 ハヴァーツはアーセナルにとって今夏最初の獲得選手となったが、メディアは同クラブがウェストハム(West Ham)のイングランド代表MFデクラン・ライス(Declan Rice)の移籍ですでに合意したと報じている。(c)AFP