中国、ボーイング機の受領禁止を解除 米との関税引き下げ受け
このニュースをシェア
【5月13日 AFP】米中両国が報復関税の暫定的な引き下げに合意し、貿易戦争が大幅に緩和されたことを受けて、中国政府は米航空機大手ボーイング製航空機の新規受領を認める措置を取った。13日、複数のメディアが報じた。
米ブルームバーグ・ニュースが事情に詳しい関係者の話として報じたところによると、中国当局が国内の航空会社に対し、米国製航空機の発注を再開する許可を出し始めた。
ボーイング側は13日時点でコメントの要請に応じていない。
米中間の関税合戦では、米国が中国からの輸入品に課した関税が一時145%に達し、中国側も米国製品に対して最大125%の関税を課すとしていた。
だが両国は12日、スイス・ジュネーブで行われた貿易協議を終え、共同声明を発表。今後90日間、報復関税を大幅に引き下げることで合意したと明らかにした。(c)AFP