【6月28日 AFP】イタリアサッカーで27日、反ユダヤ主義対策の取り組みの一環として、背番号88のユニホーム着用が禁止されることが決まった。

 イタリアサッカーでスタジアム内での反ユダヤ主義的行為が問題になる中、政府と同国サッカー連盟(FIGC)が主導し、同日に合意書に署名がなされた。「反ユダヤ主義的なチャントや行為があった場合」に試合を中断することも定められた。

 88という数字は、「H」がアルファベットで8番目に当たるため、ナチス・ドイツ(Nazi)のスローガン「Heil Hitler(ヒトラー万歳)」と関連がある。

 22-23シーズンのイタリア・セリエAでは、アタランタ(Atalanta)のマリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)とラツィオ(SS Lazio)のトマ・バシッチ(Toma Basic)のクロアチア代表2選手が88番をつけていた。(c)AFP