【6月3日 CGTN Japanese】若者は生涯賃貸住宅を利用した方が良いか、それとも頑張って家を購入すべきかという話題がこのほど、中国のSNS検索ランキングで上位となっています。

「賃貸には不確定要素が多すぎて、やはり家を買った方がいい」と考える人がいます。一方、数十年も住宅ローンを背負うのは大変だとして、むしろ生涯部屋を借りたいと正反対の主張を持つ人もいます。

 中国青年報社社会調査センターがこのほど35歳以下の1512人を対象に行った調査では、結婚後にマイホームを持つ必要があるかどうかについて、回答者の67.1%が明確に必要だとし、12.9%が必要ではないと答えました。また、20.0%が状況次第との考えを示しました。

 一方、複数の「90後(1990年代生まれ)」「00後(2000年代生まれ)」の10~30代の若者を街頭インタビューしたところ、大多数の人が家を購入すべきだと主張しています。購入派の若者は賃貸住宅を利用するのは身を置く場所がない不安定な生活状態で、購入して初めて家があり落ち着くとみています。ちなみに、北京市の2022年の平均月収が1万14元(約20万円)だったのに対し、マンション価格は1平方メートル当たり6万681元(約121万円)でした。

 不動産業に携わる弁護士は、若者が生涯賃貸住宅を利用するか持ち家を購入するかについて、どちらが正しいかという標準的な答えはなく、それぞれメリットとデメリットがあり、若者は自分自身の人生計画やニーズ、経済力などを踏まえて総合的に検討すべきだとの見方を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News