【5月29日 AFP】23インディカー・シリーズ第6戦、インディアナポリス500(Indianapolis 500)は28日、決勝が行われ、チーム・ペンスキー(Team Penske)のジョセフ・ニューガーデン(Josef Newgarden)がチップ・ガナッシ・レーシング(Chip Ganassi Racing)のマーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)を最終周で抜き、劇的な優勝を飾った。

 終盤に多重クラッシュが発生し、残り14周でレースが3回中断する展開の中、ニューガーデンは混乱を生き延びてトップチェッカーを受け、チームに最多記録を更新する19回目の大会制覇をもたらした。

 2度のシリーズチャンピオンに輝くニューガーデンだが、インディ500はこれが初優勝。レース後には感極まった様子で「みんなから、なぜこのレースは勝てないんだとずっと聞かれてきた」と話し、「ここで勝てないと失敗のように見られる。だからどうしても勝ちたかった」と喜んだ。

 連覇を狙ったエリクソンが2位、AJフォイト・レーシング(A.J. Foyt Racing)のサンティーノ・フェルッチ(Santino Ferrucci)が3位に入った。2017、20年大会の王者で、チップ・ガナッシの佐藤琢磨(Takuma Sato)は7位だった。(c)AFP