【1月12日 AFP】1997年シーズンのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)でドライバーズ選手権を制したジャック・ビルヌーブ(Jacques Villeneuve、カナダ)が11日、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するフロイド・ヴァンウォール・レーシングチーム(Floyd Vanwall Racing Team)のドライバーに名を連ね、ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2023)出場を視野に入れた。

 51歳のビルヌーブはオーストリアに拠点を置く同チームで、トム・ディルマン(Tom Dillmann、フランス)とエステバン・グエリエリ(Esteban Guerrieri、アルゼンチン)とともにハイパーカークラスに参戦する。

 1997年シーズンは、最終戦ヨーロッパGP(European Grand Prix)でフェラーリ(Ferrari)のミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)を押しのけて王者に輝いたビルヌーブは、インディカー・シリーズのインディアナポリス500(Indianapolis 500)でも優勝を飾ると、プジョー(Peugeot)から2度参戦したルマンでは、2008年に準優勝を果たした。

 今年100周年を迎えるルマン24時間耐久レースは、6月10~11日に開催される。(c)AFP