【5月22日 AFP】22-23イタリア・セリエAは21日、第36節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は1-3で王者ナポリ(SSC Napoli)に敗戦。勝利したラツィオ(SS Lazio)が代わって3位に浮上した。

 この後24日にフィオレンティーナ(Fiorentina)とのイタリア杯(Italian Cup 2022-23)決勝があるインテルは、ACミラン(AC Milan)に勝利した16日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)準決勝からメンバーを8人変更した。

 しかし41分に退場者を出すと、67分にアンドレフランク・ザンボ・アンギサ(Andre-Frank Zambo Anguissa)に先制点を許した。その後に主力を何人か投入し、82分にロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)のゴールで一度は追いついたが、3分後にジョバンニ・ディ・ロレンツォ(Giovanni Di Lorenzo)に勝ち越し点、後半アディショナルタイムにはカウンターからジャンルカ・ガエターノ(Gianluca Gaetano)にリーグ初ゴールを決められた。

 ウディネーゼ(Udinese)と対戦したラツィオは、チロ・インモービレ(Ciro Immobile)が61分にPKからこの試合唯一のゴールを決め、1-0で勝利した。

 この結果、ラツィオがインテルと勝ち点2差、22日に今節の試合がある2位ユベントス(Juventus)と同1差の3位に浮上した。インテルは来季の欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の4位にとどまっているが、5位ミランとの勝ち点差は2に縮まった。22日には、ユベントスの移籍市場での不正な活動に対する2回目の裁定が出る予定となっており、インテルの欧州カップ戦出場はその結果にも影響を受ける。

 下位では17位スペツィア(Spezia)がレッチェ(US Lecce)と0-0で引き分けて勝ち点1を上積みしたため、残り2節でスペツィアとの勝ち点差が7に広がった19位クレモネーゼ(US Cremonese)は、1シーズンでの2部逆戻りが決まった。(c)AFP