【5月2日 AFP】ブラジル南部リオグランデドスル(Rio Grande do Sul)州で豪雨に伴い洪水が発生し、少なくとも10人が死亡した。当局が1日、発表した。20人程度が行方不明となっており、捜索活動が続けられている。

 同州では100を超える自治体で約3300人の住民が自宅からの避難を余儀なくされ、多くは避難所に身を寄せている。

 エドゥアルド・レイテ(Eduardo Leite)知事は、「州史上最悪の災害」となったと指摘。今後も豪雨が予想される中、行方不明者の捜索を継続していると語った。

 豪雨により橋が押し流されたり、道路が寸断されたりしているため一部の自治体は孤立。当局は土砂災害の危険があるため高速道路沿いには近寄らないよう呼び掛けるとともに、河川沿いや丘陵地の住民に避難を促している。

 悪天候のため救助活動は難航しており、被災現場へのアクセスも困難な状況となっている。死者は当初5人とされていたが、捜索が進むにつれ増加している。(c)AFP