【5月3日 AFP】3月に行われたボクシングWBOクルーザー級タイトルマッチに敗れたデビッド・ライト(David Light、ニュージーランド)が、軽度の脳卒中を起こして血栓除去の手術を受けた。同選手のコーチが3日、発表した。

 31歳のライトは、3月下旬に英マンチェスターで行われた一戦で、判定の末に王者ローレンス・オコリー(Lawrence Okolie、英国)に敗れ、プロとしては自身初の黒星を喫していた。

 ライトは帰国時に体調不良を訴えることはなかったが、コーチを務めるアイザック・ピーチ(Isaac Peach)氏によると、その後の数日間は体調の悪化を感じていたという。

 2014年のコモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games、英連邦競技大会)のヘビー級で銀メダルを獲得したライトは、4月17日にオークランド(Auckland)の病院に入院し、血栓を除去する手術を受けた。

 ピーチ氏はライトが再びリングに立つかについて言及はせず、「それはデビッドが答えることであって、私が答えることではない」と述べると、「ひどい話だ。あんな彼を見るのは本当につらい」と続けた。

 プロモーターの発表によると、ライト自身は回復に専念すると述べている。(c)AFP