安徽省淮南市:「エコ素材+新技術」で、再定住用グリーン住宅プロジェクトを打ち出す
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【5月3日 CNS】中国・安徽省(Anhui)淮南市(Huainan)ハイテク産業開発区建発集団から2023年4月19日、同開発区香樟苑6期プロジェクトが竣工検収され、5月に引き渡し予定であることが明らかになった。その時、最初の立ち退き住民が迎えられる。
香樟苑6期プロジェクトは、淮南市で現在建設中最大の再定住用住宅プロジェクトで、高い標準と高品質で建設された市の主要な民生プロジェクトだという。「このプロジェクトは、約319.73ムーの土地を占め、建物総面積は約48万4600平方メートルに及ぶ。プロジェクトは、住宅30棟、商業用ビル10棟、青果市場、近隣センター、幼稚園、小中一貫校などを含んでいる」と、プロジェクト責任者の鄭淼淼(Zheng Miaomiao)さんは述べた。
香樟苑6期の再定住用住宅区を歩いていると、クスノキ、イチョウ、モクセイなどが道路の両側にきれいに植えられている。植え付けの植物は、木本植物36種、球根植物12種、その他の苗木14種に及び、加えて、景観亭、景観石、子供用遊具などもある。
「住宅区の緑化率は38.62%に達し、3階以上の再定住用住宅の外壁断熱材にはエコ新素材である泡ガラス断熱板を使用している。伝統的な断熱材に比べ、環境に優しく、断熱性能が高く、耐圧性が高く、音遮断性能が良いなどの利点がある。公共エリアの内装壁面には革新的な薄型セラミックタイルを使用しており、吸水率が低く、サイズが大きく、省エネ、クリーンで環境に優しく、軽量で高強度な特徴がある。外壁1〜3階には外装断熱一体型パネル材料が使用され、新技術により、壁面にしっかりと固定され、『独立したパネル、全体的な密閉、防水透気性ある』システムが形成された」と、中国中鉄(REG)傘下の子会社である中鉄四局の香樟苑6期1号区域プロジェクトチーフエンジニアの詹涛涛(Zhan Taotao)さんは述べた。
香樟苑6期プロジェクトは、2021年4月23日に正式に着工され、さまざまな難題を克服し、計画より170日早く竣工検収されたという。
詹涛涛さんによると、このプロジェクトには、いくつもの新技術が採用されたという。
「住宅区には、3146台分の地下駐車場があり、その中には新エネルギー車用充電スタンドも備えられている。建築密度は25%で、十分な採光が確保されている」。中鉄四局の香樟苑6期1号区域プロジェクトマネージャーの施通来(Shi Tonglai)さんは、この再定住用住宅区は、5月に引き渡し予定で、淮南市民に2848もの住宅を提供することができると紹介した。(c)CNS/JCM/AFPBB News