【4月30日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは29日、第34節の試合が行われ、クリスタルパレス(Crystal Palace)は4-3でウェストハム(West Ham)を下し、事実上の残留を確定させた。

 ジョルダン・アイェウ(Jordan Ayew)、ウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)、ジェフリー・シュルップ(Jeffrey Schlupp)、エベレチ・エゼ(Eberechi Eze)が得点を決めたパレスは、降格圏との勝ち点差を11に広げた。

 就任後の6試合で4勝目を挙げたロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は「他のチームが4試合で12ポイントを獲得し、われわれが何も得られないと考える理由はない。十分な結果を出したと信じている」と述べた。

 一方、2連敗となったウェストハムは降格圏に勝ち点5差をつけているが、今後はマンチェスター・シティ(Manchester City)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との気後れするような日程が続いていく。

 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は6-0でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に大勝し、欧州大会出場権獲得の可能性を高めた。

 前週はPK戦の末にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に敗れ、FAカップ(FA Cup 2022-23)準決勝敗退に終わったものの、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)かヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League)の出場権を得られれば、その痛みも消し去れる。

 6分にデニス・ウンダフ(Deniz Undav)が先制点を決めたブライトンは、13分と26分にパスカル・グロス(Pascal Gross)、39分にダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)がゴールを決めた。後半はウェルベックが48分にチーム5点目を挙げると、さらに66分にウンダフも自身2点目を記録した。

 ブライトンは、マンチェスター・ユナイテッドやリバプール(Liverpool FC)、チェルシー(Chelsea)を下すなど素晴らしいシーズンを送る中で、今季最大得点差での勝利を飾った。

 降格圏から一つ上の17位につけるノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)は、終盤に崩れてブレントフォード(Brentford FC)に1-2で敗れた。

 前半終了間際にダニーロ(Danilo dos Santos de Oliveira)が先制点を挙げたフォレストだったが、ブレントフォードは82分にアイバン・トニー(Ivan Toney)が直接FKから同点ゴールを決めると、後半アディショナルタイム4分にはジョシュ・ダシルバ(Josh Dasilva)が逆転弾を挙げた。この結果フォレストは降格圏と勝ち点1差のままとなった。(c)AFP