【4月30日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が元世界ランキング3位でワイルドカード(主催者推薦)のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に3-6、6-1、7-6(7-5)で競り勝ち、3回戦に進出した。

 2019年大会準優勝のチチパスは驚異のサービスを披露し、第1セット終盤から第3セット序盤まで39本連続でファーストサーブに成功。ウイナーも35本放って接戦を制した。一方、長きにわたる手首のけがで現在のランキングは93位のティエムも健闘したが、最後はタイブレークの末に力尽きた。

 第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-4、6-3で予選勝者のアンドレア・ババッソーリ(Andrea Vavassori、イタリア)を退け、3回戦に進出した。

 第7シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)は2-6、6-3、6-7(5-7)でドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)に敗れた。ラヨビッチは世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を破って前週のスルプスカ・オープン(Srpska Open 2023)を制している。

 予選勝者の綿貫陽介(Yosuke Watanuki)は4-6、6-7(5-7)で第11シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)に敗れ、3回戦進出はならなかった。(c)AFP