【4月29日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、連覇を狙う大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は2-6、6-4、6-2で世界ランキング41位のエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)に逆転勝ちし、辛くも3回戦進出を果たした。

 昨年はラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破って優勝したアルカラス。前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2023)を制して迎えたこの日の大会初戦は「とても厳しい試合だった。負けそうだったと言ってもいいと思う」と語るほど危ない場面をつくられ、「どうすればいいかわからない場面もあった」が、そこを乗り越えてフルセット勝利を収めた。

 次戦は16強入りを懸けて第26シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。

 第28シードの西岡良仁(Yoshihito Nishioka)もアレックス・モルチャン(Alex Molcan、スロバキア)を5-7、6-4、6-4の逆転で下し、初戦を突破した。3回戦では、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を7-5、6-4で退けた第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)と激突する。

 モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)準優勝で、前週のBMWオープン(2023 BMW Open)では優勝を果たした第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)は、最終セットのタイブレークでマッチポイントを1本しのぎ、6-1、4-6、7-6(9-7)でアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)に勝利した。

 第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は3-6、4-6で予選勝者のマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)に敗れた。(c)AFP