【4月29日 CGTN Japanese】中国本土と香港の往来が全面的に再開してから初のゴールデンウイーク(GW)を控え、香港の観光業は中国本土からの観光客の誘致に全力を挙げています。

 香港観光業議会の楊淑芬事務局長は23日、メーデー連休の4月29日から5月3日にかけて、観光客約60万人が香港を訪れる見通しで、うち個人旅行者が8割を占め、観光客の人数はコロナ前の6割にまで回復するだろうと予測しました。

 楊事務局長は「香港の観光業が全面的に回復するまでには時間が必要だ。現在は人手不足や航空便の輸送力不足などの問題を抱えている。香港観光業議会は引き続き特別行政区政府と調整し、受け入れ能力を高めると同時に、観光客をできるだけ異なるエリアに分散させて食事をするよう業界に奨励するとともに、予約制を導入して人流を分散させる」とし、GWには一部地域で観光客の密集や交通渋滞が発生することはないだろうとの見方を示しました。

  香港の観光業界では連日、GWに向けた準備が着々と進められています。西九龍文化管理局は21日、GWに西九龍文化地区にある二つの博物館、香港故宮文化博物館とM+を特別開放し、5月1、2日も休館しないと発表しました。香港の各ホテルにも予約が殺到しているとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News