【4月29日 CGTN Japanese】中国工業情報化部が発表したデータによりますと、今年第1四半期(1~3月)の中国船舶工業の運行は安定を保ちつつ回復し始め、複数の指標が世界上位にランクされています。

 データによりますと、1~3月の中国の造船完成量は917万トンで、新規受注量は前年同期比53%増の1518万トンに達しました。3月末時点の受注残は前年同期比15.6%増の1万1452トンでした。1~3月の中国造船業が世界市場に占めるシェアは、造船完成量43.5%、新規受注62.9%、受注残50.8%で、いずれも世界首位でした。

 また、2022年に入ってから、中国の新規受注のうちグリーン動力船舶が占める割合は約50%に達し、受注の質が明らかに向上し、グリーン化発展のペースが加速しています。1~3月の中国の新規船舶受注構造は一層改善され、過去最高水準にあります。中国船舶集団はこのほど、フランス1位、世界3位のコンテナ世界海運・コンテナ輸送会社であるCMA-CGM社と、グリーン・低炭素の大型コンテナ船の建造を巡る一連の協力協定に調印しました。その中には、大型コンテナ船16隻の建造プロジェクトも含まれ、契約総額は210億元(約4083億円)を超え、中国の造船会社が一度に契約したコンテナ船の金額記録を更新しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News