【4月3日 CGTN Japanese】中国が独自開発した初の高温超電導リニア全要素試験システムがこのほど、東北の吉林省長春市で、初めての浮上運行テストに成功しました。

 試験車両は加速エリアを通過した後、68メートルで時速50キロに加速し、浮上エリアに突入。浮上エリアでは電気浮上による走行に成功しました。

 今回の浮上運行テストでは、超電導磁性体、誘導給電、低温冷却などの超電導リニア交通システムのコア技術に対する十分な検証が行われ、超電導リニア交通システムの事業化のための基礎が築かれました。

 高温超電導リニア交通システムは車両、軌道、誘導給電、運行通信などから構成されており、高速・超高速・低真空チューブなどへの応用に適しています。将来的には時速600キロに達する見込みで、高速・安全・グリーン、スマート・快適・高い環境適応性といった利点を持っています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News