【4月21日 CGTN Japanese】「地上宇宙ステーション」と呼ばれる中国初の宇宙環境地上シミュレーターがこのほど、中国東北部の黒竜江省ハルビン市で一般公開されました。現在、本体の建設はすでに完工し、共同調整・試験運用作業が行われており、一部の装置はすでに科学研究のために使用されています。今年末には全体工事の検収が完了する予定です。

 プロジェクト責任者を務めるハルビン工業大学宇宙環境・物質科学研究院の李立毅院長によりますと、同装置はハルビン工業大学が中国航天科技集団と共同で建設を請け負い、実際の宇宙空間と類似した環境の「地上宇宙ステーション」を地球上に建設するもので、将来的には、宇宙に行かなければできない多くの実験をこの「地上宇宙ステーション」で実施できるようにすることが目的だということです。

 また、宇宙飛行士らは月や火星表面などの環境をここで体験し、その環境に馴染(なじ)むことができます。同装置は真空、放射線照射、弱め界磁制御、プラズマなど9種類の宇宙要因をシミュレートすることで、宇宙環境と素材・デバイス・生命体との相互作用など、宇宙に関連した研究に重要なサポートを提供します。将来的には、脳科学、生命・健康、ハイエンド機器の研究開発などの面でも重要な役割を果たすことになります。

 現在、国内外110余りの大学と科学研究機関が利用契約を結んでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News