【4月12日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)は11日、シングルス2回戦などが行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、予選勝者のイワン・ガホフ(Ivan Gakhov)を7-6、6-2で下し、3回戦進出を決めた。

 新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていないため、3月に米国で行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)とマイアミ・オープン(Miami Open 2023)を欠場していたジョコビッチは、ツアー復帰戦で第1セットを落としかけたものの、1時間47分で世界ランク198位の相手を退けた。

 2013年と15年に大会制覇を果たしているジョコビッチは「以前に彼のプレーを見たことがなかった。知らない相手と対戦するのはいつだって難しいものだ」とコメント。カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が欠場する中で3度目の優勝が本命視されているジョコビッチは、次戦で第16シードのロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)と予選勝者のルカ・ナルディ(Luca Nardi、イタリア)の勝者と対戦する。

 一方、大会2連覇中で第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、対戦相手の負傷棄権により勝ち上がりを決めた。

 ベンジャミン・ボンジ(Benjamin Bonzi、フランス)が第1セットのゲームカウント1-4の場面で棄権を申し出て、チチパスはわずか22分で3回戦に駒を進めた。準々決勝進出を懸けて対戦するのはニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)とアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin、オーストラリア)の勝者となる。

 また、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)と第13シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、ともに1セットを落としながらも勝利を収めた。

 自身大会初戦の2回戦に臨んだルブレフは、ハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)から4-6、6-2、6-2の逆転勝利。一方、今季クレーコート初戦となったズベレフは、3-6、6-2、6-4でアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)を退け、2回戦に駒を進めた。また第9シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)も6-2、6-2でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)を下し、2回戦進出を果たしている。(c)AFP