【4月5日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が4日、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)の欠場を発表した。

 5月28日に本戦が開幕する全仏オープンテニス(French Open 2023)に向けて、両選手のフィットネスに疑問符が付く発表となった。

 史上最多15度目の全仏制覇に加え、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と並んでいる四大大会(グランドスラム)通算優勝回数を23に更新すべく準備を進めているナダルは、「やあみんな、まだ最高レベルで戦う準備ができていない。キャリアの中で最も重要な大会の一つであるモンテカルロでプレーするのは無理だろう」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ナダルは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)で痛めた股関節屈筋の負傷から早期の復帰を願っていると話していたが、ハードコート大会のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)とマイアミ・オープン(Miami Open 2023)を欠場し、クレーコートシーズンの開幕に照準を絞っていた。

 ナダルの発表に続いて、アルカラスも手と背中の故障によりモンテカルロ大会を欠場すると明かした。

 アルカラスはツイッターに、「2か月の海外遠征を終えて帰国できるのはうれしいが、マイアミ(・オープン)最後の試合を体の不調で終えたのは悲しい」とつづった。

「クレーコートのツアーが開幕するモンテカルロには行けない。左手の外傷後関節炎と背中の筋肉の違和感があって、今後のすべてのことに備えるためにも休養が必要だ」 (c)AFP