【4月11日 AFP】サッカースペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)に所属するアレックス・バエナ(Alex Baena)は10日、レアル・マドリード(Real Madrid)のフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)の家族が苦痛にさらされるよう願って殴られることを自ら招いたとする非難や、家族に対する脅迫を受けていると明かした。

 スペインメディアによると、バエナは3-2でレアルに勝利した8日の試合後、チームバスのそばで待ち構えていたバルベルデに顔を殴られたという。翌日、バエナは警察に被害届を提出している。

 バエナは1月の国王杯(Copa del Rey 2022-23)4回戦でレアルと対戦した際、バルベルデのパートナーの妊娠に関する複雑な問題で同選手を愚弄(ぐろう)したと報じられたが、バエナはこれを強く否定している。

 バエナはバルベルデの名前に触れず、「先週土曜日のレアル・マドリード戦後、私は同業者から暴行を受けた」とし、「それが起きた後、おそらく彼の周辺から発せられたであろうコメントは、私が彼の家族が苦痛にさらされるよう願ったというものだった」と発表文の中で述べた。

「それ以降、私のせいであるという行為を証明する証拠は明らかになっていない。彼らは不幸を利用して攻撃を正当化している。そしてパンチすることよりも痛いうそがある」

 報道後に自身の家族が侮辱にさらされ、殺害予告を受けたとしているバエナは、「私の家族に与えられた被害は修復不能で正当化できない」と続けた。

 バルベルデのパートナーは2月、子どもを流産したと思っていたが、後に健康であるのが分かったと明かしていた。国内メディアは、バエナが8日のリーグ戦でもその件を再び持ち出し、両者の対立につながったとと報じている。(c)AFP