【4月10日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、ビジャレアル(Villarreal CF)に所属するアレックス・バエナ(Alex Baena)が9日、前日に対戦したレアル・マドリード(Real Madrid)のフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)から試合後に殴られたという報道が複数出ている中、警察に被害を訴え出る意向を示した。

 スペインメディアによると、バエナは3-2でレアルに勝利した試合後、チームバスのそばで待ち構えていたバルベルデに顔を殴られたという。

 ビジャレアルはバルベルデの名前は出さず、「レアル・マドリードとの試合後、アレックス・バエナがチームバスへ向かっている途中で攻撃された」と発表。「状況を考慮し、バエナは該当する届け出を警察へ提出することを決めた」と明かし、「われわれはあらゆる暴力行為を否定し、この件に関するバエナの視点を固く信じるとともに、今回の手続きを通じて彼をサポートしていく」と述べた。

 スポーツ日刊紙マルカ(Marca)がバルベルデに近い筋の言葉として伝えたところでは、バルベルデは、1月の国王杯(Copa del Rey 2022-23)4回戦で対戦した際、パートナーのおなかの中にいる赤子に関してバエナに言われたことに腹を立てていたという。

 バルベルデのパートナーは2月、子どもを流産したと思っていたが、後に健康であるのが分かったと明かしていた。マルカによると、バエナは8日のリーグ戦でもその件を再び持ち出し、両者の対立につながったという。

 バエナはツイッター(Twitter)でこうした報道を否定し、「試合後に攻撃されたのがとても悲しいし、僕について報じられている内容に驚いている。僕がそんなことを言ったというのはまったくの誤りだ」と書き込んだ。(c)AFP