高齢者の「性の健康」 スウェーデン施設の取り組み
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■「性の健康は権利の一つ」
入居者にとっても、職員と性の問題について率直に話し合うことが、このプロジェクトによって容易になったという。
「特に、スウェーデンのように年齢差別がある社会ではシニアが疎外されることが多く、(高齢者の)性の健康が認められるようになってきたのは新しい現象。性の健康は権利の一つだという意識が高まってきている」と施設マネジャーの1人は説明した。
こうした流れもあり、施設では職員全員が性科学の専門家でセラピストのスーザン・ラーシュドッテル(Suzann Larsdotter)氏から研修を受けている。
「初めての話し合いから、もっと踏み込んで話をするまでに何週間もかかることもある」とクラン氏は言う。
「でも、多くの場合、パートナーを失った悲しみや喪失感、恋しく思う気持ちなど、深い話になっていく」として、大切なのは、相談相手がいるのを高齢者に知ってもらうことだと話した。(c)AFP/Camille BAS-WOHLERT