【4月4日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は3日、ロシア軍の占領下に置かれていた首都キーウ北郊のヤヒドネ(Yagidne)村を訪問し、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が残りの人生をトイレ用バケツしかない暗い地下室で過ごしてほしいと述べた。

 ゼレンスキー氏は、解放から1年に合わせて、ロベルト・ハーベック(Robert Habeck)独副首相と共にヤヒドネ村を訪問した。

 ヤヒドネ村はロシアの侵攻開始直後に占領され、村人のほぼ全員が広さ200平方メートルほどの学校の地下室に監禁された。生後6週間の乳児を含む367人が27日間監禁され、11人が死亡した。

 ゼレンスキー氏は「これらすべてを目の当たりにすると、ロシア大統領には、残りの人生をトイレ用バケツしかない地下室で過ごしてほしい」と述べた。

 ゼレンスキー氏によると、監禁された村人たちは亡くなった仲間のことを忘れないために名前を記録し、子どもたちはウクライナ国歌の歌詞を書いていた。

 生存者の一人によると、酸素不足で亡くなった村人もいる。(c)AFP