【4月3日 AFP】ロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)のカフェで起きた爆発で、ウクライナ侵攻を支持する著名軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー(Vladlen Tatarsky)氏が死亡した事件をめぐり、捜査当局は3日、容疑者を拘束したと発表した。

 ロシア連邦捜査委員会(Investigative Committee)はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「サンクトペテルブルクのカフェで起きた爆発に関与した容疑で、ダリヤ・トレポワ(Darya Trepova)容疑者が拘束された」と投稿した。

 国営ロシア通信(RIA)はトレポワ容疑者について、ロシアがウクライナに侵攻した昨年2月、無許可で行われた抗議デモに参加し、10日間にわたり拘束されたことがあると報じている。

 内務省サイトによると、同容疑者は26歳で、サンクトペテルブルク生まれのロシア人だという。

 死亡したタタルスキー氏は、ウクライナ侵攻を支持していた一方で、ロシア軍には批判的だった。

 報道によると、タタルスキー氏に彫像が贈られ、その中に爆発装置が仕掛けられていた。この爆発で約20人が負傷した。(c)AFP