【3月17日 AFP】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、東京ドーム(Tokyo Dome)で準々決勝が行われ、日本はイタリアに9-3で圧勝し、第1回から5大会連続の準決勝進出を果たした。米マイアミで行われる準決勝では、プエルトリコ対メキシコの勝者と対戦する。

 先発の大谷翔平(Shohei Ohtani)は5回途中2失点に抑えると、打ってもバント安打で出塁して得点するなど、チームに貢献した。

 日本は打線が爆発し、岡本和真(Kazuma Okamoto)が3回に3点本塁打を放つなど5打点。吉田正尚(Masataka Yoshida)にもソロ本塁打が生まれた。

 ダルビッシュ有(Yu Darvish)は救援登板し、ドミニク・フレッチャー(Dominic Fletcher)には本塁打を許したが2回を投げた。

 2018年の米大リーグ(MLB)挑戦後、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)ではこれまでプレーオフに縁がない大谷は試合後、「久々に短期決戦というか短いスパンでの試合なので、独特の緊張感であったりとか、自分の中では特別なものがあった。まだ2試合あるので、引き続き気を引き締めて頑張りたい」と語った。

 栗山英樹(Hideki Kuriyama)監督は、チーム内には「選手たちが何とかしようとする空気感」があるとした上で、「若い選手が多いので、野球の生まれた米国に行って米国で活躍している選手たちと何が何でも試合をやって、そういう経験だけは少なくともさせてあげたいというのがあった」と話した。(c)AFP/Andrew MCKIRDY