【3月16日 AFP】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は15日、東京ドーム(Tokyo Dome)で準々決勝が行われ、キューバが4-3でオーストラリアを下し、準決勝一番乗りを決めた。

 拮抗(きっこう)した展開の中でキューバは5回に3点を奪い、その後反撃に出たオーストラリアを振り切った。

 2006年の第1回大会で準優勝を果たした強豪キューバは、今大会から初めて米大リーグ(MLB)でプレーする選手を起用し、ともにシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)でプレーするルイス・ロベルト(Luis Robert Jr.)とヨアン・モンカダ(Yoan Moncada)が先発出場。一方のオーストラリアはプールBで韓国、中国、チェコを破り、初めての1次ラウンド突破となっていた。

 2回に先制を許したキューバは3回に追いつくと、5回には3点を奪い試合の主導権を握った。一方のオーストラリアは先制打を放ったリクソン・ウィングローブ(Rixon Wingrove)が直後の6回に2点本塁打を放って1点差に詰め寄ったが、その後はキューバのブルペン陣を打ち崩せなかった。(c)AFP