【3月10日 AFP】ウクライナ保安局(SBU)は10日、ロシアによる侵攻開始直後に世界最大の航空機、アントノフ(AntonovAN225「ムリーヤ(Mriya)」が破壊された件に関連して、同機製造元の幹部ら2人を拘束したと発表した。

 首都キーウ郊外のホストーメリ(Gostomel)空港が襲撃された際、格納庫に駐機されていた「ムリーヤ」は破壊された。ウクライナ語で「夢」を意味し、翼幅は88メートル。

 ロシア軍は首都占領に向け、武器などを空輸するため空港奪取を狙っていた。

 SBUによると、アントノフの幹部は2022年1~2月に、ウクライナ軍が空港に防御設備を作ることを拒否し、軍関係者の敷地内への立ち入りを拒んだ。

 ウクライナ軍の合法的な活動を妨害した罪で有罪になれば、15年以下の禁錮刑が科される可能性がある。(c)AFP