孫興民にまた人種差別、クラブがSNS各社や当局に「行動」呼び掛け
発信地:ロンドン/英国
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【2月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、韓国代表のFW孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)がオンライン上で人種差別の標的にされたとして、ソーシャルメディア各社や当局に「行動を起こす」よう呼び掛けた。
孫は19日に本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)で行われたウェストハム(West Ham)とのダービーに途中出場し、得点を記録してチームを2-0の勝利に導いた。
トッテナムは同日夜、クラブの公式ツイッター(Twitter)に「きょうの試合中、孫に対して完全に非難されるべきオンライン上の人種差別があったことを把握していおり、クラブはこれを通報した」と投稿し、「われわれはソニー(孫)の味方であり、ソーシャルメディア各社と当局に行動を起こすよう再度呼び掛ける」と訴えた。
イングランドサッカー協会(FA)もトッテナムの呼び掛けに同調し、「孫興民に向けられた今夜の人種差別を強く非難する」と発表した。
昨年6月には、孫に対してツイッター上で人種差別的な投稿をして逮捕された12人の男性グループが社会奉仕活動の処分を科され、同選手への謝罪文の提出した。(c)AFP