【8月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は20日、本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で2-2で引き分けたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で、相手FW孫興民(Son Heung-min、ソン・フンミン)に人種差別的な暴言を吐いたシーズンチケット所有者の無期限追放を発表した。

 14日のロンドンダービーで韓国代表の孫は、観客の一人から不快な暴言を浴びせられた。

 調査を締めくくったチェルシーは「今週発表した先週日曜日のトッテナム戦での人種差別的な暴言について、チェルシーFCはシーズンチケット所有者を特定し、無期限の入場禁止にした」と発表した。

 過去にもチェルシーは、スタンフォード・ブリッジで人種差別的な暴言が確認されたファンに対し、永久追放処分を下していた。

 チェルシーはトッテナム戦を前に、差別行為を撲滅するための最新の取り組みとして観客による暴言を報告しやすくする措置を講じていた。(c)AFP