【2月1日 AFP】ミャンマーの軍事クーデターから2年を迎えた1日、各地で商店が営業をやめ、通りから人の姿が消えるなど無言の抗議活動が行われた。

 クーデターにより、ミャンマーの短い民政時代には終止符が打たれ、国家顧問だったアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏は失脚した。軍事政権は、非常事態宣言を延長し、選挙実施を遅らせる可能性があると示唆している。

 AFP特派員によると、最大都市ヤンゴンでは1日午前、街頭で人の姿がほとんど見られなくなった。反体制活動家は、午前10時〜午後4時まで営業を停止し、人々に屋内にとどまるよう呼び掛けていた。

 国内で最も神聖とされるヤンゴンの寺院シュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)に通じる道路も、通常は参拝客でにぎわうが、人影がほとんどなくなった。市内各所では運行するバスの大半も乗客がおらず、治安部隊が各所に展開している。

 中部にある第2の都市マンダレー(Mandalay)もヤンゴンと同様、人の姿が少なく静まり返っていると、住民がAFPに証言した。(c)AFP