【1月15日 CGTN Japanese】中国国産大型旅客機C919を製造する中国商用飛機(COMAC)によりますと、2022年12月、C919の初号機が航空大手の中国東方航空集団に引き渡され、商用化の第一歩を踏み出しました。2022年末現在、C919は32社から計1035機の受注を獲得しているということです。

 C919は中国が国際的に通用する耐空性基準に基づき独自に開発した独自の知的財産権を持つ次世代幹線用ジェット旅客機です。2022年12月9日、中国東方航空がC919を世界で初めて受け入れ、同月26日に100時間にわたる検証飛行を始めました。

 このところ、検証飛行は頻繁に行われています。C919は上海虹橋国際空港から、北京首都国際空港、北京大興国際空港、成都天府国際空港、また、西安、海口、青島、武漢、南昌、済南にある空港の間で検証飛行を行い、当日中に上海虹橋空港に戻ります。検証飛行は旅客のチェックイン、操縦士の操作、メンテナンスなど航空便の運航を再現します。

 C919は航空市場で主流機種のナローボディ機です。この機種が中国民間航空の80%を占めています。客席数は158席から192席まで、航空会社と航空便の需要に応じて調整できます。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News