中国人科学者、新型人工炭素結晶を構築
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【1月12日 CGTN Japanese】中国科学技術大学の朱彦武(Zhu Yanwu)教授が率いる研究チームはフラーレンC60分子の結晶に電気負荷をかけることで、常圧の条件下でC60ポリマー結晶及び長距離秩序(結晶構造に一定の繰り返しのパターンがあること)多孔質炭素結晶を作り出し、そのグラムスケールの調合を実現しました。研究成果は12日、国際的な学術誌「ネイチャー」に掲載されました。
「ネイチャー」の審査員は、「論文で示された結果は納得できるもので、結晶学と材料科学の分野にとって重要な意義を持つ」と述べています。
炭素は自然界で最も一般的な元素の一つで、炭素原子同士が異なる配列方式によってさまざまな構造を形成することができ、例えば私たちにとってなじみのあるグラファイト、ダイヤモンド、アモルファスカーボンは、既に各分野で広く応用されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News