【1月10日 CGTN Japanese】中国南西部の四川省(Sichuan)瀘州市(Luzhou)で3年余りに渡り建設が続いている白砂長江大橋では9日、両岸からの橋げたの連結作業が完了しました。開通は5月の見込みです。

 白砂長江大橋の全長は1321.7メートル、メインスパンは520メートルで、着工は2019年11月でした。この橋は35基の鋼製箱桁で構成されています。橋の南岸は国道353線、北岸は省道438線につながり、完成後には大橋、丁石岩、白砂という3つの渡し場を廃止することで、長江水運の安全上のリスクが根本的に取り除かれることになります。また、渡河に必要な時間をこれまでの2時間から2分にまで短縮するなどで、約30万人の住民に恩恵をもたらすとのことです。

 瀘州市における白砂長江大橋の完成は、同市の交通ネットワークの一体化と長江経済帯の発展を効果的に後押しし、重慶という近隣地域との相互接続と一体化建設を強化し、瀘州市の成都・重慶経済圏への早期参入を促進するとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News